1ヶ月単位変形労働時間制の具体例

1ヶ月単位変形労働時間制の基本的な考え方

モデル会社の就業時間は、月曜日〜金曜日:午前9時から午後5時(休憩1時間)、土曜日:午前9時から午後3時(休憩1時間)で毎月19日までは終業時刻まで仕事が続かず手待ち時間が多いのですが、毎月20日〜月末が大変忙しく平均4時間の残業があります。毎月の平均残業時間は40時間です。
このケースを1ヶ月単位の変形労働時間制に則って、労働時間を繁閑に応じて配分してみると下の表になります。
ポイントは、所定労働時間を法定労働時間(40時間)×変形期間(31日)÷7≒177.14・・・以内つまり1週177時間にするということです。

残業時間は減ったかな?

1ヶ月単位の変形労働時間制を適用した所定労働時間と残業時間は、現在の所定労働時間と残業時間との合計労働時間にあわせて作ってみました。
月の前半3分の2は思い切って所定労働時間を6時間にし、かつ週休2日にしました。20日以降は所定労働時間を9時間にすることで、実労働時間は現状と変わりませんが残業時間が減っています。
変形労働時間制を適用すれば、月21時間の残業時間を減らすことができました。ここまで極端な会社は無いかも知れませんが、これに近い状況の会社は是非検討してみるべき制度です。
曜日現在の所定
労働時間
現在の
残業時間
変形適用の
労働時間
変形適用の
残業時間
10
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合計4017719

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